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荒皮の見事な逆転劇

指のツメの横んところがささくれになっちゃって、そこんところから皮がポロポロ剥けてしまって、指先が荒れちゃって汚いカンジになっていた。いちばんイヤなのは、その剥けた皮の境界線のところが白い縁みたいになって、皮が中途半端に厚かったりするとセーターにひっかかったりして、もうイラついて皮のエッジ部分だけちぎろうと思うんだけど余計に剥いちゃったりして指先ボロボロになっちゃったりっていうヤツ。

だけど、一晩寝て起きてみると、いつのまにか皮の剥けた境界線が無くなってたりするから不思議だなぁと思う。今にはじまったことじゃないんだけど、改めて不思議だなぁと思う。


だって剥けた皮の境界線のこっち側は古い皮で、あっち側は、古い皮の下にあった新しい皮。そこを境界線がギリギリで区切ってるんだけど、本当は境界線を無くすためには全身の皮をまるごとズルリと剥かなくちゃいけないわけでしょう、本当は。ヘビの脱皮みたいに。

それなのに、こう、キレイに境界線を無くしちゃって、どこまでが古い皮でどこからが新しい皮なのか判断つかなく馴染ませちゃうんだから人体って不思議だなぁ、と。なかなか難しいですよああいう作業って。プラモ作るときだってコンパウンド埋めて耐水ペーパーかけてとか大変だもん。感心します。しかも本来はそんな事に気付きもしない範疇での作業なわけだから、俺たちからしてみれば。ていうか自分のカラダがそういう作業してんだけど。

いやぁ人間のカラダって凄いんですねぇ。とか思って。

あ、荒川静香選手、金メダルおめでとうございます。


写真はイメージです。

posted by tsukada at 24 / 02 / 2006  16:15
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