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27 / 06 / 2005
シュトックハウゼン / 《リヒト=ビルダー(光=イメージ)》

天王州アートスフィアにてシュトックハウゼンの演奏会。シュトックハウゼンという人物については良く分からないんだけど、とにかく凄い、観に行かなくちゃ!という思いで行ったのです。ドイツから帰ってきたとたんにドイツ人作曲家の演奏会なワケですが何か。

で、行ってみたら!良く分からなかったけど、やっぱり凄かった。

『連作オペラ「リヒト(光)」から「光の日曜日」第3場』の演奏は、4人の演奏家(と裏でシンセ担当の人が居た)がサテンの服来て動いたり回ったりしながら演奏したり、舌鳴らしたり息吸ったり吐いたり(ていうかこの吸ったり吐いたりが実は凄い)。生身の人間が奏でている音がこうも正確に音程とタイミングと動きとすべてが合っちゃうんだろう、ていうか、あんな音出せるし人間ってスゲェなぁとか思うヒマも無い緊張のステージング。凄い。後で知ったのだけど、あの回る動きとかも楽譜に書いてあって体の動きでも音を表現してるとかどーのこーの。凄い。まったく理解できないのだが凄い。たぶんこの音楽についてきちんと文章書ける人居ない。居たらその人絶対嘘つきでテキトー書いてる思う。っていうくらいサッパリ分からなかったんだけど、とにかく凄いということだけはビンビン感じることができた。


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24 / 06 / 2005
[Cologne] 日本vs.ブラジル

ケルンに着いたのが16:30過ぎ。ホテルに行って荷物置いて腹ごしらえ(ビールが旨い!)してスタジアムへ。いよいよコンフェデの日本vs.ブラジル戦です。

前節でブラジルが決勝トーナメント決めてたら今日は消化試合だったけど、メキシコ(強い!)に負けたので今日はガチンコ勝負。本気のロナウジ〜ニョとかアドリア〜ノとか観れてうれしいなぁという気持ちと、なんか日本これ勝ちそうな気がしちゃうんだよなぁという期待感が入り混って、ブラジルサポーター多めの電車でスタジアムに。

ていうかココのスタジアム、相当良いです。素晴しい。駅からスタジアムまでの芝の広ーい感じとか素敵だし、スタジアム自体もカッチョイイ。周りの森の感じとか。鹿島スタジアムのもっといい感じっていうと分かるかな(いや分からない)とにかくオススメです。来年もココで試合観れたらいいなぁ。スタンドに入ってみるとブラジル・サポーター多めのせいもあってか雰囲気も楽しくて凄く良い。試合前の会場SEで何故かイングランド応援歌Three Lions (Lightning Seeds)が大音量で流れた時には涙出そうになった(いい意味で)。

で、試合です。結果はご存じのとおり。素晴しいゲームでした。セルジオ越後氏はまた何か言ってますけど、とにかく単純にこのゲームを素晴しいと思いました。ほとんどブラジル・サポーターのスタンドが、後半終了間際にはニッポン・コールで埋め尽くされてるのも、帰りがけにブラジル・サポーターがGOOD GAME!と握手を求めてきたのも、そういう想いがあったからじゃないかな(セルジオ風)。

まぁとにかく!今日もビールが旨かった!!!

23 / 06 / 2005
[Utrecht] Rietveld Schröderhuis / Rietveld Schröder House

アムスからケルンに移動する途中でユトレヒトに寄ってみる。

ユトレヒトはミッフィーで有名なディック・ブルーナと、モンドリアンみたいな椅子で有名なリートフェルトの街。
ユトレヒト市立中央美術館でゴチャゴチャーっとたくさんの展示物を、いかにも「市民の美術館」といった空間で、仰々しくケースに入れたりして「大切なものですから絶対触るなよ!」といった性悪説に基いた展示方法じゃなくて、大切な作品がサクーッとフツーに剥き出しで置いてあるっていう、性善説に基いた展示方法であるのが素晴しい。リートフェルトの椅子は、どこからが展示物でどこからが備品なのか一瞬分からなくなったほど。

ていうか昨日のアムスのSMCSもそうだけどゴッホの絵とかモロにキャンバスに触れちゃうんだよなぁ。凄い。

ブルーナに関しては、日本のほうが充実してるくらい情報あるし、実際そこで売られてる本も日本製のGlyph監修のやつだったりするんで割愛。天野に教わったリートフェルトのほうを中心に。

その美術館から30分くらい歩くと、彼の設計したモダーン建築「シュローダー邸」があります。日にちが合わなくて内覧できなかったんだけど、外に3Dビューアが置いてあって、内側の雰囲気は分かるようになってる(これがなかなか良くできてる)。知らなかったんだけどこの家、世界遺産に認定されてるんですね。こっそり玄関と庭先のベンチに座って写真撮りました。

歩きまくって観まくってシビレまくった後、14:30頃の電車に乗らなくちゃいけないので急いで駅に。4時間くらいの滞在でしたがかなり濃厚。さらに濃厚な夜の待つケルンへと向うのであった。

22 / 06 / 2005
[Amsterdam] Phil Collins / The World Won't Listen

20&21日はアムステルダムに移動。電車でフランクフルトから3時間くらい。長崎のハウステンボスには行ったことあるけどオランダは初めて。ていうかハウステンボスに似てますね。

アムステルダムでは、天野に付き添って、droogのオフィスに行ったり、こっち在住の佐藤くんの働いてるthonikに行ったりしました。
それにしてもdroogのオフィスは部屋ごとに壁の色が違ったり、tonikに至ってはオレンジ色の建物だし、原色バリバリのオフィス。しかもthonikのオレンジ色は苦情が来たっていうのと飽きたっていう理由で、グリーンに塗り換え途中だった。思いっきり補色やんけ。。。


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20 / 06 / 2005
[Frankfurt] ギリシアvs.日本

さて、やって来ましたフランクフルト。現地に先に行ってる芳賀さん情報では、半袖じゃ寒いっていう話だったんだけど行ってみると暑い。こんなことならクールビズでキメれば良かったと思う程。こんな暑い日にはビールに限るよねってことでだから今日はビール記念日。ビール旨いなぁ。ドイツだから旨いんでしょうか。ビールだから旨いんでしょうか。ついでに言うとフランクフルト名物Apfelwein(林檎酒みたいの)も旨い。

初めてのドイツ、初めてのフランクフルト。地図を見る限り広そうだった街がいざ歩いてみると意外と狭い。縮尺の感覚が間違ってるんじゃないかと思うくらい狭いので、思った以上にサックリ見られる街です。天野fromダブリンと合流して工芸博物館みたいなところでルフトハンザ航空展を観たり自然博物館みたいところで恐竜の骨観たりしましたが、いちばん印象に残ったのは偶然見つけた『ぼうぼうあたま』という絵本の博物館(というか展示室)。不潔で髪の毛ぼうぼう、爪は伸び放題、みたいな子ども向け絵本が強烈でした。さらに強烈なのは千葉県の御宿に姉妹博物館があるということ。


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12 / 06 / 2005
Autechre / Live @ Club Citta' Kawasaki

クラブチッタ川崎(久しぶり)に、オウテカを聴きに行きました。ナナネンブリノライニチらしいんだけど、僕たぶん、3年くらい前にロンドンでたまたまWARPのイベント行って観たことがあったのをずっーっと忘れていたのに突然ウッスラ思い出した。なんでかっていうとその時もLFO(Mark Bell)がプレイしてて、でも想像以上にアゲアゲなプレイで「あれ〜?」とか思ったことがあって。今回のLFOの感触もアゲまくりだったので「あれ〜?」とか思ったら、記憶のトビラが開きはじめたのだった。

その時はオウテカのプレイも、会場の音があんまり良くなかったっていうこともあって、少〜しタルい感じがして、初めての生オウテカとしてはフツーというか、眠いなぁ、とかいう感じだったので、LFOに引き続き、オウテカもデジャヴだけは是非とも避けたいところだった。


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09 / 06 / 2005
アラ?カワった?母校をミスって行く

・建築家荒川氏、母校間違え訪問 NHK「ようこそ先輩」(asahi.com)
・2005年4月27日放送「過激な家で元気を作れ!」名古屋市立瑞穂小学校
 荒川修作 [建築家](番組ホームページ -課外授業〜ようこそ先輩〜-)

サッカー日本代表の通訳、鈴木さんにも似て蝶な荒川修作氏ですが、やってくれました。母校間違うって凄ぇな。キマリすぎ。

僕のとっても好きな彼の作品コンセプトで「MISTAKE」っていうのがあります。「『ERROR』は道徳的な『誤り』で責任が問われる場合があるのに対して『MISTAKE』は基準や正解から外れた判断の『間違い」で非難の意味は含まれない(「荒川修作を解読する」展目録より)」ってことで「MISTAKE」を恐れず受け入れて、常識や既成概念に疑問を持ち、再認識しよう、みたいなこと。

しかしまぁ、それをこういった場面でもサラリと体現しちゃうとは。誰も文句言えないのがとにかく凄い。

02 / 06 / 2005
小野伸二、ケが。

日本ピンチ!小野が右足甲を骨折(nikkansports.com)
SHINJI ONO BREAKS METATARSUS(Feyenoord Online)

小野はホントにケが多すぎ。手術からすっかり復調しての代表戦だったキリンカップに合流した先月末には、久しぶりのスキンヘッドになっていた。それまではなんともコトバで表現するのが難しい、まぁあえて言えば「ファサファサした感じ」の髪型だったのに。

高校→浦和入団あたりから、マスコミにも注目されはじめ、髪型探しの長い長い道のりもスタートしたように思う。当時はまだ横浜にいた川口能活もサラサラヘアをセンター分け→デップ固め、というふうに模索中だった頃の話。

小野がスキンヘッドになったときは少々ビックリしたけれど、やっと落ち着ける場所が見付かったなぁという気がしてホッとしたものだった。安心して見ていられるっていうか。ところがオランダ移籍後に再び髪を伸ばしはじめ、またも髪型探しの旅・オランダ篇がスタートする。去年あたりだったかようやく「ファサファサ」も馴染んできた頃テレ朝の報道ステーションにゲスト出演したとき、サッカーの話題に明るくない古舘伊知郎が「こうして過去のビデオ観てますとね小野選手、髪型もいろいろと…。」と突然髪型の話題を持ち出した時は一瞬その場の空気が凍り付き、傍らにいた福田正博が「シンジもいろいろと気を使ってるみたいですよ」だったか「シンジもいろいろと気にしてるみたいですよ」だったか中途半端なフォローで場がマターリしたのが記憶に残っている。

そんな小野が、ここ一番の重要な試合、vs.バーレーン戦を目前にして骨折なんて。ケが無くてスッキリのハズなのに。残念でなりません。大事に至らなければいけど。アウェイのここ2試合は小野伸二のぶんもチーム一丸となって闘って欲しいものです。