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カフカ的な夢

プラハに移動した日の夜、夢を見た。
といってもロケ地は東京の自宅の近所なのだけど。
実際、家の近くに空き地のまま草木が生え放題の場所がいくつかあるのだけど、夢の中ではその空き地の存在するあたりに工場ができている。工場といってもけして大きなものではなく家内製手工業という感じの小さな平屋建て・瓦屋根・波型のトタン塀といった工場。瓦屋根はグレイッシュで、雨による苔なのか黒い斑点や白い水垢のようなものがこびりついている。工場は同じような規模のものがいくつもあって、同じように人が働いている(ように見える)。昭和の時代の町工場のイメージ。自転車に乗った作業員が行き来している。画面全体には青いフィルターがかかっているように見える。コントラストは少し強め。


工場にはそれぞれトタンに筆文字で書かれた看板が色褪せて粉を吹いたようになってかかっているのだけど、どの工場も「○○硝子」とか「○○障子」とか「○○電子」とか、最後に必ず「子」が付いている。他にどんな看板があったのか思い出せないのが悔しいのだが、とにかく最後はどれも「子」で終わっている。
この風景を見て僕は、どうしてこの近隣に空き地が多く、周辺に比べ土地も高くないのか、妙に納得する。夢の中では空き地はすべて工場によって占められている。
目覚めて妻にこの話をすると、「私は最後に『子』が付くから大丈夫だったのね」と説明をされた。

posted by tsukada at 09 / 02 / 2005  22:32
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