午前中からのフットサルを途中で抜けて、下北沢本多劇場に『劇団健康 VOL.15「トーキョーあたり」』を観に行きました。

あらすじとか内容とかはあちこちに書かれているのでもう書かないけど。感想は、あーおもしろかった。以上です！

いやマジで。ここ最近のKERAの脚本をいくつか観た時はホントにこの芝居のイントロムービーにあったとおり「無駄に長い」とか「つまらん」とか正直思ったものですが、その今までのKERAも今回の自虐ギャグのための仕込みだったのか？と思うくらい、もの凄い面白かったです。ことごとく、いちいちバカなのが凄い。のっけから最後までバカなのが凄い。

まぁいちおう見事に入り組んだ大筋はあるし、舞台転換の仕掛けもシンプルだけど素敵だし、役者の入れ替わりとか凝った演出はあるんだけど、とにかくどエラいハイ・テンションでグイグイ押しまくるナンセンス・ドラマっていうのに圧倒された。

健康が解散してから12年だそうです。犬山イヌ子はあいかわらずちょっぴりクドめの一言多い感じのアドリブかますし、手塚とおるはあいかわらずちょっと稲葉英樹に似てると思うけど、いまや大物ですからね。そんな人たちが同窓会気分以上の盛り上がりでものすごい楽しそうに遊んでいる感じがして面白かったです。

まぁモンティパイソンの同窓会と比較しちゃうのもナニなんだけど、リスペクトしながらも（追う立場）現役で突っ走ってるぶん（相対的若さ＆リアルタイム）強力でした。

ひとつだけ。「思いっきりテレビ」に対するツッコミのシーンの後のCMも「♪なめたらアッカン〜」にしたほうがクドくて良かったような気もします（観てない人には意味不明）。

・「トーキョーあたり」（YOMIURI ONLINE）
・「劇団健康」１３年ぶり復活（YOMIURI ONLINE）